座右の書 vol28 人を動かしたいなら、「やれ」と言ってはいけない 著者 小山 昇

今年から課長になり、部下が11人もおり、日々マネジメントに悩んでおります。

この本は、いろんなマネジメントに関する悩みの解決の助けになる一冊かと思います。

重要だと思ったポイントをあげていきます。

 

人を動かすには「心理」が大事です。

人の心理がわかるかで差が出ます。

 

「社長が、率先して会社のルールを守り、罰を受けている」

「社長も、社員も、決められたことを、決められた通りに実行している」

 

人を動かすには、相手にとっての正解を提示することです。

 

指示を出すなら具体的に。これが基本です。

 

「誰が、何を、いつまでに、どのくらいのレベルで行なうのか」

 

「やらないこと」から先に決める

「やらないこと」を決め、「やること」を絞ったほうが、結果的に実績をあげることができます。

 

社員教育は、質より量。同じことの繰り返し

 

自分がルールを一番守る。そうすることで社員もルールを守るようになる。

これから本の内容を実践して、マネジメントに活かしていきたいと思います。

 

 

 

座右の書 vol27 「仕組み」整理術 著者 泉 正人

「仕組み」とは「誰が、いつ、何度やっても同じように成果が出せるシステム」

 

「仕組み」整理術の原則

・基本は「統一化」「一元化」「自動化」

・ルールを設け、徹底して実践する

・ムダな時間を削減することを目指す

・整理しすぎない

・整理した時間を、有効活用する

 

「少しでも忘れる可能性のあるタスクはすべてTO DOに入れる」

 

フロー書類 ・・・現在進行中のもの

ストック書類・・保存するもの

作業している間は「フロー」で、作業が終わり、保管する必要があるものは「ストック」になります。それ以外は全部「捨てる」です。何事も「フロー」「ストック」に大別して考えるのが整理の基本中の基本です。

 

TO DO の効果

・懸念事項がなくなり、頭の中がスッキリする

・思い出す時間をゼロにすることができる

・その結果、目の前の仕事に集中できる

 

人生の半分は仕事。土日と平日を分けて考えない。

仕事も遊びも、それを実施する時間帯には関係なく、効率的に充実した時間を過ごすことが大切なのだと思います。

 

あらゆる情報をノートPCで一元管理する

 

ものを探している時間がムダ

「平均的なビジネスパーソンは1日に190の情報が入ってくる。そして、探し物をするだけに一年間に150時間も浪費している」

 

仕事を効率化するために整理する必要がある。そこから産まれた時間は、次の時間に投資することができる。

悩んでいるビジネスパーソンは是非この一冊を読んで、仕事を楽にしてもらえればと思います。

 

座右の書 vol26 会社を強くする多角化経営の実践 著者 山地章夫

多角化の4大メリット

1 「規模拡大の近道」になる

2  リスクを分散できる

3  社員の成長を促せる

4  社長業に余裕が生まれる

 

多角化と同時に、経営という作業を分解して幹部を中心とした社員に分担してもらうしくみを築けば、社長の仕事はどんどん減っていきます。

 

ビジネスにおいて最高の成果を出すために、お互いの目的やゴールを確認し合ったうえで、相手に任せることを「丸投げ」といいます。

 

「先に新規事業を立ち上げれば、自然と人が育っていく」

 

自分たちで作成した経営計画を自分たちで管理し、達成したら利益から還元分配するしくみです。「経営計画策定」→「業績管理」→「成果分配」は必ずセットで考える必要があります。

この仕組みをまわすことによって、社員のやる気や主体性がアップすると同時に、生産性や業績の向上も実現することができるのです。

座右の書 vol25 「仕組み」節約術 著者 泉 正人

お金の悩みを少しでも減らしていきたいと思い、この本を手にとりました。

 

以前読んだ本で、節約するコツはランニングコストを上げないと書かれてました。

 

今回紹介する本でも、節約の第一ステージは固定費の節約と書かれます。

 

気になったポイントをあげていきます。

 

固定費の節約でまず取りかかるべきは、家賃の削減です。

 

''身の丈より少し下,,のエリアを選んで住めば、あとは意識をしなくても、食費などの変動費が自動的に節約できる

 

「仕組み」節約術の4つのステージ

ステージ1 固定費の節約

ステージ2 ムダ使いをなくす

ステージ3 変動費の節約

ステージ4 時間の節約

自然とお金が貯まっていく、楽しい節約ライフ

 

見栄を積み重ねて苦しい状態を続けるよりも、将来のためにラクにお金を貯められる「仕組み」を早く作ってしまったほうが、金銭的にはもちろん、精神的にもずっとゆとりを持てて、幸せなはずです。

 

タバコ

450×一箱×30日×12ヶ月×35年=567万円

1日2箱吸う方であれば、1134万円以上の金額が節約できるのです。

 

お酒

5000円×2回×4週×12ヶ月×35年=1680万円

 

タバコの額とあわせて単純に考えると、35年間で約2000万円の節約ができることになります。

座右の書 vol24 億万長者への道は経済学に書いてある 著者 加谷珪一

経済学を大学で習いましたが、当時は何に役立つか分かりませんでした。経済学の先生も教科書通り話しているだけでした。

 

経済学と株 どういう関連があるのか?

 

あのケインズは経済学を通して億万長者になったと言われ、著者も経済学を通して億万長者になった。ということで経済学を学びたいと思い手に取りました。

 

気になったポイントをあげていきます。

 

日経平均株価はたいていの期間において、GDPの動きと一致しています。

 

つまり、設備投資の額が大きく増えるタイミングというのは、長期的な上昇相場のスタート地点である可能性が高いのです。

 

米国は閉じた経済圏という側面があり、トランプ氏が主張する保護貿易を実施しても、減税やインフラ投資といったIS曲線をシフトさせる政策が同時に行われれば、景気が拡大する可能性が高かったからです。

 

失業率が2.5%を切ると急激に物価が上昇し、教科書的な右肩下がりのフィリップス曲線に近くなってくるのです。

 

GDP=消費(C)+投資(I)+政府支出(G)

国内における消費と投資、そして政府支出をすべて足し合わせたものがGDPの正体ということになります。

 

投資というのは、期待で買って、現実を売るというやり方が通用する世界です。

 

座右の書 vol23 「超」入門 空気の研究 著者 鈴木博毅

私が勤めている会社でも、職場でも、昔通っていた学校にも、何か私を縛っている「空気」というのは存在しています。

 

昔、太平洋戦争においても日本人に覆われた「空気」によって、敗戦になりました。

 

また私にも子供がおり、学校のいじめのニュースを聞くと不安になってきます。学校内にも何か「空気」というのは存在しております。

 

私たち日本人を縛っている「空気」の正体を解き明かした本書は、今後日本社会で生きていくには必要、空気に縛らないためには知る必要がある書かと思います。

 

気になったポイントをあげていきます。

 

 

「空気」=ある種の前提

 

日本では、言論の自由はタテマエで、実際には「空気」という規制があることがわかります。空気は、その一線をはみ出てはいけない境界線として意識されているのです。

 

空気は非常に強固でほぼ絶対的な支配力をもつ「判断の基準」であり、それに抵抗する者は異端として「抗空気罪」で社会的に葬るほどの力をもつ。

 

不祥事や悲劇、大失敗が空気を起点に始まる最大の理由は、特定の集団が自分たちの前提に都合の悪い現実を一切無視させて、隠した現実が含むリスクをその他の者たちに知らせないためである。

 

"空気"そのものの、論理的正当化は不可能である。

 

臨在感  因果関係の推察が、恐れや救済などの感情と結び付いたもの

 

臨在感は、物理的な因果関係があるときも、ないときも生まれる。それにより、時に論理よりも早くリスクを発見できる。しかし、感情と結び付けて、前提の刷り込みが行われるため、大衆扇動術としても日々利用されている。

 

本来の科学的思考は、命題の相対化を必要とするが、空気による支配が横行する日本では、「科学的」という言葉が、ある種の命題を絶対化するために誤用・悪用されるケースが多い。

 

日本しか知らないということは、日本をまったく知らないということである。

 

日本ではムラの外を知ることが、権力や富、支配力の源泉となる。

 

学級や学校への囲い込みを廃止し、出会いに関する広い選択肢と十分なアクセス可能性を有する生活圏で、若い人たちが自由に交友関係を試行錯誤できるのであれば、「しかと」で他人を苦しませること自体が存在できなくなる。

座右の書 vol22 才能の正体 著者 坪田信貴

ビリギャルを書いた著者の最新作です。現在塾の経営をされながら、吉本興業社外取締役の著者が書いた「才能」についての本です。

私も浪人して大学に入学して、若い時は才能がある人にコンプレックスを抱いておりました。

しかしこの本をよんで才能についての価値観が変わりました。またマネジメントについても書かれており、大変参考になりました。

気になったポイントをあげていきます。

 

才能というのは、結果でしかない

 

「才能がある」と言われている人たちがいますよね。彼ら、彼女らには共通点があります。それは、みんな努力をしていることです。

 

こういうときに使うべき正しい言葉は「やれば伸びる」です。

 

「やらない理由」を探すのはやめましょう。いつからだって、何歳からだって、始められます。

 

「頭のいい人の行動を完コピしろ」

頭のいい人、できる人の行動を、動画で撮影することです。

 

才能の「壁」にぶつかったらどうするか?もう本当の基礎の基礎からやり直すことです。これまでやってきたことを、もう一回、基礎に戻ってやるのです。

 

約束は、上の立場の人も、必ず守らないといけません。この約束を、ビジネス用語で「コミットメント」と言います。期限内に確実に達成する数字の約束です。

 

上司が部下の才能を伸ばすための、一番簡単な方法とは何でしょうか?それは「中立的なフィードバックを、ただひたすらすること」

 

事実だけを聞いて、相手に答えさせる

威圧的に自分の価値観や感情をぶつけても、何ひとつメリットがありません。

 

今、自分の認知はどういう状況なのかを認知する。客観視する。それによって、自分で自分自身をフィードバックできるようになるのです。

 

自分で自分を動かすためには、何でも自分で自分の実況中継をしてください。