座右の書 vol24 億万長者への道は経済学に書いてある 著者 加谷珪一

経済学を大学で習いましたが、当時は何に役立つか分かりませんでした。経済学の先生も教科書通り話しているだけでした。

 

経済学と株 どういう関連があるのか?

 

あのケインズは経済学を通して億万長者になったと言われ、著者も経済学を通して億万長者になった。ということで経済学を学びたいと思い手に取りました。

 

気になったポイントをあげていきます。

 

日経平均株価はたいていの期間において、GDPの動きと一致しています。

 

つまり、設備投資の額が大きく増えるタイミングというのは、長期的な上昇相場のスタート地点である可能性が高いのです。

 

米国は閉じた経済圏という側面があり、トランプ氏が主張する保護貿易を実施しても、減税やインフラ投資といったIS曲線をシフトさせる政策が同時に行われれば、景気が拡大する可能性が高かったからです。

 

失業率が2.5%を切ると急激に物価が上昇し、教科書的な右肩下がりのフィリップス曲線に近くなってくるのです。

 

GDP=消費(C)+投資(I)+政府支出(G)

国内における消費と投資、そして政府支出をすべて足し合わせたものがGDPの正体ということになります。

 

投資というのは、期待で買って、現実を売るというやり方が通用する世界です。