座右の書 vol 1 リクルートのすごい構"創"力" 著者 杉田浩章
リクルートが創ってきたビジネス「ゼクシィ」「ホットペッパー」「カーセンサー」「受験アプリ」などたくさんの有名な事業がある。
今回の本はそのリクルートのビジネスモデルを分析した本です。本書の中で、本当のリクルートの強さの理由を解き明かすことは、多くの悩みを抱えるほかの企業にとっても、大きなな学びになり、社会的な意義も深いはずだ。と述べている。
リクルートを強さの解き明かすことで、自分の人生においても役立ていきたい。
企業を悩ます「5つの症状」
1.PDSサイクルの「P」に時間をかけすぎる
2.計画が変えられない
3.時間をかけて計画を立てる割に、ツメが甘い
4.当事者も、経営陣も本気でない
5.うまくいかなくなったとき、撤退の決断ができない
リクルートの最大の強みは、その「リボンモデル」にある
左右両サイドの端では、まず個人や企業を「集め」、何らかの働きかけをすることで両者の行動を変化させて「動かし」、中央のマッチングポイントで「結びつける」ことでリクルートが収益をあげる
3つのステージと9つのメソッド
1.不の発見
2.テストマーケティング
3.New Ring アイディアを事業に育てるサポート
4.マネタイズ設計
5.価値KPI
6.ぐるぐる図
7.価値マネ 発見した価値KPIに基づき、拡大させていくためのマネジメント
8.型化とナレッジ共有
9.小さなS字を積み重ねる
リクルートの「不」
誰もが目をつけていなかったものか
既存の産業構造を変えるほどの大きなものか
収益につながるものか
勝ち筋を見つける
クライアントが明確であること
「お財布」までが見えていること
利益を生むオペレーションモデルが確立できること
リクルートの既存のサービスの多くは、生き物が細胞分裂や脱皮を繰り返しながら成長していくように、変化しながら大きくなっている
「カーセンサーアフター保証」
中古車を購入するユーザーは、車の品質に大きな不安を抱えており、これを解消しないと、いくら送客が増えても販売が伸び悩む要因になってしまう。こうした中古車購入における「不」の解消を図ることで、中古車に対する安心感を得て、中古車を買う人が増えることになった。