座右の書 vol3 実存主義とは何か 著者 J-Pサルトル
「実存は本質に先立つ」で有名なサルトル著の「実存主義とはなにか」を読んで、自分の役にたった箇所を紹介します。
サルトルの言葉に勇気づけられました。
実存は本質に先立つ
主体性から出発せねばならぬ
人間はまず先に実存し、世界内で出会われ、世界内に不意に姿をあらわし、そのあとで定義されるものだということを意味するのである。
人間は最初は何もでもないからである。人間はあとになってはじめて人間になるのであり、人間がみずからがつくったところのものになるのである。
不安はわれわれを行動からへだてるカーテンではなく、行動そのものの一部なのである。
「君は自由だ。選びたまえ。つまり創りたまえ。」
実存主義は楽観論であり、行動の教義である。
いいかえれば、決定論は存在しない。人間は自由である。人間は自由そのものである。
われわれは逃げ口上もなく孤独である。そのことを私は、人間は自由の刑に処せられていると表現したい。
人間は自分をつくっていくものである。はじめからできあがっているのではなく、自分の道徳を選びながら自分をつくっていく。
人間は自分自身の本質を自分で作り出さなければならない。世界の中に身を投じ、世界の中で苦しみ、戦いながら、人間は少しずつ自分を定義するのである。
人間とは、作り、作りつつ自らを作り、自ら作ったもの以外の何物でもない