座右の書 vol10 マーケティングとは「組織革命」である。 著 森岡 毅

著者の森岡 毅は元P&Gのブランドマネージャーでヴィダルサスーンの黄金期を築き、2010年からUSJに入社。USJの再建を果たし。17年からマーケティング精鋭集団「株式会社 刀」を設立。

 

凄腕マーケターの著者から、私が勉強になったポイントを取り上げていきたいと思います。私みたいな悩んでいる中間管理職にはオススメの一冊です。

 

私にとって組織とは「一人一人の能力を引き上げる装置」です。

 

強い組織は、人の強みを引き出し、人の強みを組み合わせてボトルネックを消します。

 

チームとして期待値を引き上げ、もっと高い目的を設定するのです。全員を"空っぽ"に近づけることが上司の使命。

 

人が緊張感なくラクに過ごせる組織は遠からず滅びます。

 

本当に優しくあるためには、リーダーは冷徹でなければならない。

 

マーケティングは「市場価値を創造する仕事全般」

 

人間の本質は「自己保存」

組織と個人は利害相反の関係性にある

 

釘(組織システム:構造的な仕掛け)は、自己保存の本質を制御することを念頭に打つ

1 .売上向上のために人々が好ましい行動を取る確率をあげる釘(マーケティングシステム)

2.組織の重要判断のために人々が好ましい行動を取る確率を上げる釘(意思決定システム)

3.会社が望む方向へ人々を動機付ける確率を上げる釘(評価報酬システム)

 

最大公約数より「最小公倍数」を狙うということ。太陽光線が虫眼鏡を使って一点に集中させないと発火しないのと同じで、ターゲットをギュッと絞る。